« 吹奏楽部の定期演奏会 | メイン | ポルタティーフ・オルガン制作:パレットをセット »
2010年12月30日
ポルタティーフ・オルガン制作:カンツェレ3枚板接着・パレット作成
2010/09/10の記録です。
今日は15:30ごろから作業開始。先日作ったカンツェレを構成する3枚板、まずは溝の切り口をやすりで整えます。その後、薄めた木工用ボンドをハケで溝の壁面に塗り、空気漏れを防ぎます。
そして3枚の板を貼りあわせます。木工用ボンドを塗り、位置をよく調整して合わせ、ありったけのクランプでしっかり固定します。このまま1日以上放置。
一方、カンツェレをふさぐ「フタ」となる「パレット」の作成に取り掛かります。まず、ヒノキの角材から 150mm x 15mm x 10mm の棒を18本作ります。アントレ記事の指定の位置に、指定の深さで3mmの穴を2箇所あけます。この棒の片方の端に、幅3mmの切り込みを作ります。この切り込みにはガイドピンが通ります。
今回この切り込みは昇降丸ノコ盤を使いました。丸ノコを最大限に出して、切断面ができるだけ垂直に近くなるように切ります。実際にはかなり角度がつきます。
昇降丸ノコ盤は危険な機械なので、緊張します。
定盤上のマスキングテープの印を、切り込み深さの目安としています。すばやく正確にできてしまいました。昇降丸ノコ盤は危険ですが、便利です。
次に切り込みのある端を斜めに切り落とします。これは切り込みとガイドピンとの摩擦を少なくするためとのことです。この作業はラジアルアーム丸ノコを使いました。まず切り落とす角度に材料を固定するジグを作り、木製クランプで材料を2本程度固定してから、丸ノコで切り落とします。
形になってきたパレットたち。
続いて、パレットの、カンツェレをふさぐ面にフェルトと革を貼ります。フェルトはクッションに、革は密閉材になります。
革の滑らかな面にフェルトを貼り、その上にパレットを並べて貼ります。革の滑らかな面はサンドペーパーで荒らしてから接着します。
この状態で軽くおもしを乗せ、1日以上放置。今日はここまで。時刻は21:00すぎ。
投稿者 Makoto Hiroshige : 2010年12月30日 15:05