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2010年12月30日

ポルタティーフ・オルガン制作:カンツェレの加工

2010/09/07の記録です。

今日はトリマーで、空気の通り道となる溝「カンツェレ」を加工しました。昼間はほとんど会議の連続で、夕方17:30すぎからの作業です。

まず、昨日描いた図面を材料にマスキングテープで固定し、カンツェレの位置をカーボン紙で転写します。

IMG_0880.jpg

カンツェレの溝は幅6mm。トリマーのストレートビットで掘ることにします。材料のシナベニヤ板の厚さは12mmなので、2~3回に分けて掘ります。まずはまっすぐ掘るために、トリマーをガイドするジグを作りました。ジグ作りは重要です。まず長い溝の寸法で作ります。ジグをケガキ線に合わせてクランプで材料に固定し、トリマーで掘ります。

IMG_0881.jpg

こんな風に掘ります。

IMG_0882.jpg

長いほうの溝が掘れたところ。

IMG_0883.jpg

短いほうの溝の寸法に合わせてジグにストッパーを取り付け、短い溝を掘ります。

IMG_0884.jpg

溝が掘りあがったら、板を設計どおりの寸法に切り離します。クランプしやすいようにこの工程を最後にしました。

IMG_0885.jpg

実はこのときの板の切り出しの精度が不足していて、後々空気漏れで苦労することになります。キカイの直角・平行を過信するべからず… orz。

今日の成果を並べてみました。今日掘った溝のある大きな板と、パイプを立てていた小さな板があります。

IMG_0886.jpg

さらにこれらの穴を正しく連結する溝を掘った「中間の板」を作ります。それは明日以降に。

投稿者 Makoto Hiroshige : 2010年12月30日 12:06

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