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2004年08月04日

学生はインターネットに繋がない?

いまどき、パソコンの「おもしろい」利用方法のトップは、インターネット接続による電子メールのやりとりや Web ページの閲覧などであろう。(え?ゲーム?) ウチの大学でも、将来のことも考えて、学生のうちにパソコンを覚えましょう、できれば持ちましょう、とキャンペーンを張っており、その効果か、けっこうな数の学生がパソコンを持っている。しかし、「パソコン買ったけどネットには繋いでいません」という学生が多いのである。なぜ?

その原因の一つは、「線がない」ことである。最近の学生は携帯電話のみを持ち、固定電話の回線は引かないのである。固定電話は最初の費用が高く、使いもしないのに無駄なのである。この状態でネットワークに接続しようとすると、まずメタルでもファイバーでも、なにか線を引かなくてはならない。これが費用面でも手続き面でもめんどうで、大きな壁になっている。
メールだけならケータイで出来る。パソコン買うだけでも結構な出費だ。そのうえ回線費用まで…というのは、どれだけメリットがあるか(使う前は)わからないのに、高すぎるかもしれない。
いまどき、ネットワークに繋がずスタンドアロンでは、パソコンの便利さの 1/3 も味わえないかもしれない。そのぐらい「ネット中心」に世の中が動いている。これではせっかく買ったパソコンから遠ざかるばかりだ。
「パソコン買ったけど全然使ってません。ソリティアしかやってません。使えるようにはなりたいんだけど…」という学生をどのように導いて、パソコン費用の「モト」を取らせるか、課題である。

投稿者 Makoto Hiroshige : 2004年08月04日 09:28

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